能動態 (Active Voice) とは?
文章には、大きく分けて能動態 (Active Voice) と受動態 (Passive Voice) の2種類があります。能動態は、「誰が、何をする」という、主語が行動の主体であることを明確に示す文の形です。
例文
- Iread a book. (私は本を読む。)
- 主語の「I (私)」が、「read (読む)」という行動の主体です。
- The dogchased the cat. (その犬が猫を追いかけた。)
- 主語の「The dog (その犬)」が、「chased (追いかけた)」という行動の主体です。
- Shewrites a blog. (彼女はブログを書く。)
- 主語の「She (彼女)」が、「writes (書く)」という行動の主体です。
能動態の文は、主語が行動を実行していることを強調するため、
より直接的で力強く、クリアな印象を与えます。
なぜ能動態が重要なのか?
能動態は、英文の基本です。
以下の理由から、特にライティングにおいて能動態を使いこなすことが推奨されます。
- 文章がより明確になる
- 「誰が、何をしたか」が一目で分かります。
- 文章が簡潔になる
- 余分な語句を使わずに情報を伝えることができます。
- より生き生きとした文章になる
- 主語が積極的に行動している様子が伝わり、読者を引きつけます。
能動態 vs. 受動態
能動態と受動態を比較してみましょう。
- 能動態: Hewrote the book. (彼がその本を書いた。)
- 主語の「彼 (He)」が行動の主体。
- 受動態: The book was written by him. (その本は彼によって書かれた。)
- 主語の「その本 (The book)」は、行動の対象です。
練習問題
以下の文を受動態から能動態に書き換えてみましょう。
- 問題
- 答え
- The window was broken by John.
- The song was sung by her.
- The car was washed by my father.
- John broke the window.
- She sang the song.
- My father washed the car.
能動態をマスターすることは、英語のコミュニケーションをよりスムーズにし、あなたのメッセージを明確に伝える上で非常に役立ちます。