5文型

文型とは？

文型（Sentence Patterns）とは、英語の文章が持つ基本的な構造のことです。
英語には主に5つの文型があり、どの文章もこれらのどれかに当てはまります。

文型を理解することは、正しい英文を組み立てる上で非常に重要です。
文型を学ぶことで単語の並び順のルールが分かり、文章全体の意味を正確に把握できるようになります。

文型を構成する要素

5つの文型を理解するために、まずは以下の4つの要素を覚えましょう。

記号	呼び方	役割
S	主語 (Subject)	誰が、何が（文章の主体）
V	動詞 (Verb)	どうする（主語の動作や状態）
O	目的語 (Object)	誰を、何を（動詞の対象）
C	補語 (Complement)	主語や目的語を補足説明する

5つの文型

1. 第1文型：SV

S（主語）とV（動詞）だけで文章が完結する最もシンプルな文型です。
V（動詞）は、それだけで意味が通じる「自動詞」です。

※ポイント: 補足情報（場所、時間など）は、文章の基本構造には含まれません。
　The sun rises in the east.（太陽は東に昇ります。）→ in the east は修飾語句

2. 第2文型：SVC

S（主語）がC（補語）と等しい関係であることを表す文型です。
V（動詞）は、be動詞 や look, become など、主語の状態を表す「状態動詞」です。

3. 第3文型：SVO

S（主語）がO（目的語）に対してある動作をすることを表す文型です。
V（動詞）は、目的語を必要とする「他動詞」です。

4. 第4文型：SVOO

S（主語）が2つの目的語（OとO）を持つ文型です。
「〜に（間接目的語）」と「〜を（直接目的語）」の2つの目的語を伴います。

ポイント: 第4文型は、give, show, tell, teach, buy など、人や物を与える・教える意味を持つ動詞で使われます。

5. 第5文型：SVOC

S（主語）がO（目的語）をC（補語）にする・呼ぶ・考える、といった関係を表す文型です。
C は O の状態や性質を説明します。

文型のまとめ

文型	構成	意味のパターン	例
第1文型	SV	SがVする	Birds fly.
第2文型	SVC	SはCである/になる	She is a doctor.
第3文型	SVO	SがOをVする	I like apples.
第4文型	SVOO	SがO1にO2をVする	He gave me a present.
第5文型	SVOC	SがOをCにする	I call her Lisa.

練習問題

以下の文が何文型か考えてみましょう。

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文型を意識しながら英文を読む習慣をつけることで、文法の理解度が格段に上がります。それぞれの文型が持つパターンをしっかりと覚えていきましょう。