命令文とは?
命令文(Imperative Sentence)は、「〜しなさい」「〜してください」のように、相手に何かを指示したり、勧めたり、注意を促したりする文です。
命令文は、相手に直接的に語りかけるため、主語(You)が省略されるのが大きな特徴です。
命令文の作り方
命令文は、動詞の原形を文の最初に置くだけで作ることができます。
- 基本的な形: 動詞の原形 + 〜
- 例文:
- Close the door. (ドアを閉めなさい。)
- Go to bed now. (もう寝なさい。)
- Listen to me carefully. (私の話をよく聞きなさい。)
否定の命令文の作り方
「〜してはいけない」「〜しないでください」と否定の命令文を作る場合は、動詞の原形の前に “Don’t” を置きます。
- 基本的な形: Don’t + 動詞の原形 + 〜
- 例文:
- Don’t touch that. (それに触らないで。)
- Don’t be late. (遅刻しないで。)
- Don’t worry about it. (そのことは心配しないで。)
💡 注意:
be動詞を使った否定文でも、“Don’t be” の形になります。
丁寧な命令文の作り方
命令文は直接的な表現なので、そのまま使うと相手にきつい印象を与えてしまうことがあります。丁寧な表現にしたい場合は、文の最初に “Please” をつけるか、文の最後に please をつけます。
- 基本的な形: Please + 動詞の原形 + 〜
- 例文:
- Please sit down. (どうぞ座ってください。)
- Please be quiet. (どうか静かにしてください。)
- Wait for me, please. (どうか私を待っていてください。)
命令文のまとめ
| 種類 | 作り方 | 例文 |
| 肯定 | 動詞の原形 + 〜 | Open the window. |
| 否定 | Don’t + 動詞の原形 + 〜 | Don’t make a noise. |
| 丁寧 | Please + 動詞の原形 + 〜 | Please come in. |
練習問題
以下の文を、指示された形にしてみましょう。
- (肯定文)テレビを消しなさい。
- (否定文)このケーキを食べないでください。
- (丁寧な文)私を手伝ってください。
答え
- Turn off the TV.
- Don’t eat this cake.
- Please help me.
命令文は、日常生活でよく使われる非常に重要な文法です。相手との関係性や状況に応じて、適切な表現(丁寧な表現か、直接的な表現か)を使い分けられるように練習していきましょう!