品詞 | とらの学び直し英語

品詞とは？

品詞（Parts of Speech）とは、単語が持つ役割や性質によって分類したものです。
英語の文章は、これらの品詞が組み合わさってできています。

品詞を理解することは文法を学ぶ上で非常に重要です。
品詞が分かると、単語が文章のどこでどのように使われているのかが分かり、
正しい文法で文章を作れるようになります。

英語には、主に以下の9つの品詞があります。

人、物、場所、概念など、あらゆる「名前」を表す言葉です。

役割: 文章の主語や目的語になる。
例文:
- Ken likes dogs. （ケンは犬が好きです。）
- I live in Japan. （私は日本に住んでいます。）

動作や状態を表す言葉です。

名詞や代名詞を修飾し、その性質や状態を説明する言葉です。

動詞、形容詞、副詞、または文全体を修飾し、いつ、どこで、どのように、どのくらいかを説明する言葉です。

役割: 「どのように」かを説明する。
例文:
- He runs fast. （彼は速く走ります。）
- She speaks English very well. （彼女は英語をとても上手に話します。）

名詞の代わりに使う言葉です。

名詞や代名詞の前に置いて、時間、場所、方向などを説明する言葉です。

役割: 他の単語との関係性を示す。
例文:
- The cat is on the table. （猫はテーブルの上にいます。）
- I go to school by bus. （私はバスで学校へ行きます。）

単語や文と文をつなぐ言葉です。

役割: 情報を結びつけ、文章をより複雑にする。
例文:
- I like apples and oranges. （私はリンゴとオレンジが好きです。）
- I was tired, so I went to bed. （私は疲れていた、だから寝ました。）

話し手の感情（驚き、喜び、悲しみなど）を表す言葉です。

役割: 感情を単独で表現する。
例文:
- Oh, that’s a surprise! （おや、それは驚きです！）
- Wow, that’s a beautiful view! （わあ、なんて美しい景色だ！）

冠詞は、名詞の前に置いてその名詞がどのようなものかを示す言葉です。
英語には、不定冠詞のaとan、そして定冠詞のtheの3つがあります。

不定冠詞 (a, an)
- 役割: 「不特定なもの」「どれでもいい一つのもの」を表す。また、数えられる名詞の単数形にしか使えません。
- 例文:
  - I want a book. (私はどれか一冊の本が欲しいです。)
  - She is an artist. (彼女は一人の芸術家です。)
定冠詞 (the)
- 役割: 「特定のもの」「話し手と聞き手が共通して認識しているもの」を表す。単数形と複数形の両方に使えます。
- 例文:
  - Please close the door. (その特定のドアを閉めてください。)
  - I read the book you gave me. (あなたがくれたその本を読みました。)
  - The sun is shining. (特定な太陽が輝いています。)
冠詞をつけない場合
- 役割: 複数形の名詞が「一般的なもの」を表すときや、不可算名詞が「一般的な概念」を表すときに冠詞はつけません。
- 例文:
  - I like cats. (私は一般的な猫が好きです。)
  - Water is necessary for life. (一般的な水は生命に必要です。)

品詞を意識しながら英文を読むことで、それぞれの単語が持つ役割がより明確になり、英語の構造が理解しやすくなります。