形容詞とは?
形容詞(Adjective)は、名詞や代名詞を修飾し、その性質や状態を説明する言葉です。文章の中で、「どんな人・物か?」「どんな状態か?」といった情報を付け加える役割を果たします。
例えば、「a beautiful flower(美しい花)」や「a big house(大きな家)」のように、名詞をより具体的に説明するために使われます。
形容詞の役割と使い方
形容詞の主な役割は、以下の2つです。
1. 名詞の前に置いて修飾する
これが最も一般的な使い方です。形容詞を名詞の直前に置いて、その名詞を修飾します。
- a hot day (暑い日)
- an interesting book (面白い本)
- a happy girl (幸せな女の子)
2. be動詞や特定の動詞の後ろに置いて説明する
主語がどのような状態であるかを説明する場合に使います。この場合、形容詞は名詞を直接修飾するのではなく、主語の状態を補足説明する補語としての役割を果たします。
- The sky is blue. (空は青いです。)
- I am tired. (私は疲れています。)
- She looks happy. (彼女は幸せそうに見えます。)
look,feel,seem,becomeなどの動詞の後ろにも形容詞が続きます。
形容詞の種類と見分け方
形容詞には特定の語尾を持つものがあり、それを見分けることで形容詞だと判断できる場合があります。
| 語尾 | 意味 | 例 |
| -ful | 〜に満ちた | careful, powerful, successful |
| -less | 〜がない | careless, homeless |
| -able / -ible | 〜できる | comfortable, readable, sensible |
| -ive | 〜の性質を持つ | active, attractive, creative |
| -ous | 〜に満ちた | dangerous, famous, serious |
| -al | 〜に関する | national, personal, musical |
💡 注意:すべての形容詞がこの語尾を持つわけではありません。例えば、「big」「good」「old」などは不規則な形容詞です。
練習問題
以下の文章の空欄に、適切な形容詞を選んで入れましょう。
- This is a very ____ story. (interest / interesting)
- The boy seems ____. (sad / sadly)
- She has a ____ job. (danger / dangerous)
答え
- interesting (「物語」という名詞を修飾するため、形容詞が適切)
- sad (「少年」の状態を説明するため、形容詞が適切)
- dangerous (「仕事」という名詞を修飾するため、形容詞が適切)
形容詞を正しく使うことで、あなたの文章や会話はより生き生きと、そして具体的に聞こえるようになります。形容詞が何を修飾しているのかを常に意識しながら、学習を進めていきましょう。