名詞とは?
名詞(Noun)は、人、場所、物、考えなど、あらゆる「名前」を表す言葉です。
英語の文章を作る上で、名詞はなくてはならない、最も基本的な品詞の一つです。
この記事では、名詞の役割や種類について、初心者向けに分かりやすく解説していきます。
名詞の役割
名詞の主な役割は、文章の中で「主語」や「目的語」になることです。
- 主語:文章の「〜は」「〜が」にあたる部分。
- Dogs are cute. (犬はかわいい。)
- 目的語:動詞の働きを受ける部分。「〜を」「〜に」にあたる。
- I like dogs. (私は犬が好きです。)
名詞の種類
名詞は大きく2つの種類に分けられます。
1. 可算名詞(Countable Noun)
数えられる名詞です。1つ、2つ…と数えられるものがこれにあたります。
- 特徴:
- 単数形と複数形がある。
- 単数形の場合は “a” や “an” がつくことが多い。
- 複数形の場合は、名詞の最後に “-s” や “-es” をつけるのが一般的。
- 例:
- a book(1冊の本) → two books(2冊の本)
- an apple(1つのリンゴ) → three apples(3つのリンゴ)
- a box(1つの箱) → four boxes(4つの箱)
2. 不可算名詞(Uncountable Noun)
数えられない名詞です。液体、粉、概念など、形が定まっていないものがこれにあたります。
- 特徴:
- 複数形がなく、常に単数扱い。
- “a” や “an” はつかない。
- 量を表すには “some” や “a lot of” などを使う。
- 例:
- water(水)
- rice(米)
- information(情報)
- money(お金)
💡 補足:不可算名詞でも「コップ1杯の水」のように、単位を使って数えることができます。
・a glass of water(1杯の水)
・a piece of information(1つの情報)
名詞の練習問題
以下の名詞が可算名詞か不可算名詞か、考えてみましょう。
- chair
- tea
- music
- car
- friend
答え
- chair: 可算名詞(1つ、2つと数えられるため)
- tea: 不可算名詞(液体のため)
- music: 不可算名詞(概念のため)
- car: 可算名詞(1台、2台と数えられるため)
- friend: 可算名詞(1人、2人と数えられるため)
名詞は英語の基礎を築く上で非常に重要です。可算名詞か不可算名詞かを意識しながら、色々な名詞を覚えていきましょう!