受動態とは?
受動態(Passive Voice)は、「〜される」「〜された」のように、
主語が「〜する」のではなく、「〜される」という受け身の動作や状態を表す文法です。
受動態は、能動態(Active Voice)の反対の概念です。
- 能動態:主語が動作を行う
- I made this cake. (私がこのケーキを作りました。)
- 受動態:主語が動作を受ける
- This cake was made by me. (このケーキが私によって作られました。)
受動態の作り方
受動態は、「be動詞 + 動詞の過去分詞」を組み合わせて作ります。
受動態の構文
主語 + be動詞 + 動詞の過去分詞 + (by + 行為者)
例文
受動態を使う主な状況
受動態は、以下のような状況で使われることが多いです。
1. 誰がその動作をしたか(行為者)が不明なとき
動作を行った人が分からない場合や、重要でない場合に受動態を使います。
例文
2. 動作を受ける人や物(主語)を強調したいとき
動作を行う人(行為者)よりも、動作を受ける対象に焦点を当てたいときに使います。
例文
受動態の否定文と疑問文の作り方
受動態の否定文と疑問文は、be動詞を使った文と同じルールで作ることができます。
- 否定文:
be動詞の後に “not” を置く。- This book is not read by many people. (この本は多くの人に読まれていません。)
- 疑問文:
be動詞を文頭に移動させる。- Was the cake made by you? (そのケーキはあなたによって作られましたか?)
練習問題
以下の文を受動態にしてみましょう。
- 問題
- 答え
- My father repaired the car.
- People speak English all over the world.
- Someone stole my wallet.
- The car was repaired by my father.
- English is spoken all over the world.
- My wallet was stolen.
受動態を理解し使いこなすことで、表現の幅が広がり、より正確な情報を伝えることができるようになります。特に、ニュース記事や公式な文書などでは頻繁に使われるので、しっかりとマスターしましょう!