過去進行形とは?
過去進行形(Past Progressive / Continuous Tense)は、「〜していました」のように、過去のある時点で進行していた動作を表すときに使う文法です。
このページでは、過去進行形の基本的な作り方や、使い方のポイントを学んでいきましょう。
過去進行形の作り方
過去進行形は、be動詞の過去形(was / were)と動詞のing形を組み合わせて作ります。
構文(過去進行形)
主語 + be動詞の過去形 + 動詞のing形 + 〜
例文
- I was watching TV at 8 p.m. last night.(私は昨夜8時にテレビを見ていました。)
- He was playing soccer when it started to rain.(雨が降り始めたとき、彼はサッカーをしていました。)
- They were studying for the test all day.(彼らは一日中、テストのために勉強していました。)
過去進行形の使い方
1. 過去のある時点での進行中の動作
過去の特定の時間や期間に、何かが進行中だったことを表します。
例文
- I was eating dinner at 7 p.m. yesterday. (私は昨日午後7時に夕食を食べていました。)
- She was talking on the phone when I called her. (私が彼女に電話したとき、彼女は電話で話していました。)
2. 過去進行形 vs. 過去形
過去の出来事を話すとき、過去進行形と過去形は混同されがちですが、役割が異なります。
- 過去進行形: ある出来事の背景や、進行中だった状態を表す。
- While I was cooking, my phone rang. (私が料理をしている間に、電話が鳴った。)
was cookingは進行中の背景の出来事
- While I was cooking, my phone rang. (私が料理をしている間に、電話が鳴った。)
- 過去形: 一回限りの動作や、完結した出来事を表す。
- I cooked dinner. (私は夕食を作りました。)
cookedは「夕食を作った」という一回で完結した出来事
- I cooked dinner. (私は夕食を作りました。)
💡 ポイント: 「〜しているときに、〜した」という文では、進行中の動作を過去進行形、割り込むように起きた一回限りの動作を過去形で表すことがよくあります。
否定文と疑問文の作り方
過去進行形の否定文と疑問文は、be動詞を使った文と同じルールで作ることができます。
- 否定文: be動詞の過去形の後に “not” を置く。
- They were not playing soccer.(彼らはサッカーをしていませんでした。)
- 疑問文: be動詞の過去形を文頭に移動させる。
- Was he sleeping?(彼は寝ていましたか?)
練習問題
以下の文を、過去進行形と過去形を使って完成させましょう。
- 問題
- 答え
- He ____ (sleep) when the fire alarm ____ (ring).
- I ____ (read) a book for two hours yesterday.
- was sleeping, rang (彼が寝ている最中に、火災報知器が鳴った)
- was reading (「2時間」という期間にわたって読んでいた)
過去進行形を使いこなすことで、過去の出来事をより生き生きと、細かく描写できるようになります。過去形との違いを理解して、状況に応じて使い分けられるように練習していきましょう!