助動詞とは?
助動詞(Auxiliary Verb)は、動詞の意味を助ける役割を持つ言葉です。
動詞の前に置いて、「〜できる」「〜かもしれない」「〜しなければならない」などの意味を付け加えることができます。
- You speak English. (あなたは英語を話します。)
- You can speak English. (あなたは英語を話せます。)
このように、助動詞を使うことで動詞の意味に能力(can)や義務(must)などのニュアンスをプラスすることができます。
助動詞の基本的なルール
- 助動詞の後ろの動詞は必ず「動詞の原形」になります。
- I can swim. (⭕️)
- I can swims. (❌)
- 主語が三人称単数(he, she, it)でも、助動詞は形が変わりません。
- He can speak Japanese. (⭕️)
- He cans speak Japanese. (❌)
- 否定文は「助動詞 + not」で作ります。
- You cannot swim.
- She must not go.
- 疑問文は「助動詞を文頭に置く」で作ります。
- Can you swim?
- Will he come?
代表的な助動詞と使い方
1. can:〜できる(能力)、〜してもよい(許可)
- 能力:I can run fast.(私は速く走ることができます。)
- 許可:You can go now.(もう行ってもいいですよ。)
2. may:〜かもしれない(推量)、〜してもよい(許可)
- 推量:It may rain tomorrow.(明日は雨が降るかもしれません。)
- 許可:You may use my phone.(私の電話を使ってもかまいません。)
3. must:〜しなければならない(義務)
- 義務:I must finish my homework.(私は宿題を終わらせなければなりません。)
- 強い推量:He must be tired.(彼は疲れているに違いありません。)
💡 「〜しなければならない」という意味では、
have toに置き換えることもできます。
- I must study. = I have to study.
4. will:〜だろう(未来の予定)、〜するつもりだ(意思)
- 未来:I will go to Tokyo tomorrow.(明日、東京へ行くつもりです。)
- 意思:I will help you.(あなたを手伝います。)
5. should:〜すべきだ(助言、義務)
- 助言:You should study harder.(あなたはもっと一生懸命勉強すべきです。)
主要な助動詞
| 助動詞 | 主な意味 | 例文 |
|---|---|---|
| can | ~できる、 ~してもよい | I can swim.(私は泳げる) |
| could | 〜かもしれない | It could be cloudy.(曇りになるかもしれない) |
| may | ~かもしれない、 ~してもよい | It may rain.(雨が降るかもしれない) |
| might | ~かもしれない | She might call.(彼女が電話してくるかもしれない) |
| must | ~しなければならない | We must be quiet.(静かにしなければならない) |
| shall | 〜します | I shall play the guitar.(ギターを弾きます) |
| should | ~すべきだ、 〜のはずだ | You should go.(あなたは行くべきだ) He should be right.(彼は正しいはずだ) |
| will | ~だろう、 ~するつもりだ | She will come.(彼女は来るだろう) |
| would | 〜でしょう | It would be nice.(それはいいでしょう) |
まとめ
助動詞を使いこなすことで、より豊かな表現ができるようになります。それぞれのニュアンスの違いを意識しながら、練習を重ねていきましょう!